カナダ当局“着陸前に急降下” トロント空港旅客機事故

カナダのトロント空港で先月、デルタ航空機の旅客機が着陸時にひっくり返った事故について、カナダ当局は、飛行機が着陸前に急降下していたと明らかにしました。
先月、トロント国際空港でデルタ航空の旅客機が着陸時に上下が逆さまになり、21人がケガをした事故について、カナダ運輸安全委員会は20日、予備調査報告書を公開しました。
報告書によりますと、旅客機は着陸前の数秒間、通常のおよそ2倍にあたる毎分1100フィートの速度で急降下していたということです。急降下した理由については言及されていません。
報告書を受け、デルタ航空は「調査には全面的に協力している」とした上で、最終報告書が出るまでコメントは差し控えるとの声明を出しました。
アメリカメディアによりますと、最終調査報告書は、およそ1年後に公開される予定です。