旅客機とヘリの衝突事故あった空港周辺でのヘリの運航を原則禁止 アメリカ連邦航空局
アメリカの首都ワシントン近郊で今年1月、旅客機とヘリコプターが衝突した事故を受け、FAA=アメリカ連邦航空局は14日、事故があった空港周辺の、ヘリコプターの運航を原則、禁止すると発表しました。
ワシントン近郊のレーガン空港の近くで今年1月、旅客機とアメリカ軍のヘリが空中で衝突し、合わせて67人が死亡しました。
この事故を調査していた運輸安全委員会は11日、FAAに対し、ヘリが使用していたルートを恒久的に使用を禁止するよう勧告しています。
こうした中、FAAは14日、レーガン空港周辺で緊急時以外のヘリの運航を恒久的に禁止すると発表しました。救命医療や大統領の輸送など緊急の任務の場合は、旅客機から特定の距離を取るよう指示するということです。また、事故を起こしたヘリが使用していたルートを恒久的に閉鎖するとしています。
さらに、ニューヨークやロサンゼルス、シカゴなど混雑がみられる8都市の空港について、引き続き安全性の分析を行うとしています。