元人質が人質解放訴え 停戦事実上崩壊…各国がイスラエル非難 国連安保理
イスラエル軍による戦闘再開について、国連安全保障理事会で非難の声が相次いだ一方、イスラム組織ハマスに拘束されていた元人質が、今も拘束される人たちの解放を求めました。
20日の国連安保理では、パレスチナ自治区ガザ地区でハマスに491日間、捕虜として監禁された男性が拷問などの経験を語り、人質の解放を訴えました。
イスラエルとハマスの双方が攻撃を再開し停戦合意が事実上崩壊しつつあるなか、イスラエルとアメリカは、「戦闘の責任はハマスにあり、人質を解放するまで戦い続ける」と改めて主張しました。
これに対し、パレスチナのマンスール国連大使は「イスラエルはイスラエル人に対する行為であれば野蛮とし、パレスチナ人に対する行為であれば正当化する」などと批判しました。
他にもフランスが、「戦闘再開は人質を解放するための解決策ではない」と訴えるなど、イスラエルに対して各国から非難の声が相次ぎました。
最終更新日:2025年3月21日 11:49