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“鈴木サミット”が本家の屋敷のある和歌山・海南市で開催 テーマは「苗字をいかしたまちおこし」

2024年11月19日 18:19
“鈴木サミット”が本家の屋敷のある和歌山・海南市で開催 テーマは「苗字をいかしたまちおこし」

 全国で2番目に多い苗字「鈴木」のルーツとされる和歌山県海南市で、“鈴木サミット”が開かれました。テーマは「苗字を活かした まちおこし」。教えを乞うたのは最大のライバル!あの苗字です!

 17日、和歌山県海南市に集まったのは…。

 「鈴木です」
 「鈴木です」
 「(4人)全員鈴木で~す」

 全国から集まった鈴木さん約60人です。

 「鈴木サミット 開催させて頂きます!」 

 鈴木さんが集まったこの場所。

 切通大雅 記者
 「鈴木家の本家が代々住んでいた屋敷 "鈴木屋敷"です。まさに全国の鈴木さんの実家です」

 鈴木姓のルーツは、海南市の藤白神社近くに移り住んだ神官の一族で、全国で2番目に多い苗字だと言われています。

 本家は約80年前に途絶え、屋敷は空き家となりましたが、全国の鈴木さんなどから寄付が集まり、1億7000万円以上をかけて去年、復元されました。自動車メーカーのスズキからの寄付もあったといいます。
 
 しかし、いまいち話題にならず…。

 鈴木サミット実行委員長の神出勝治さん
 「鈴木姓の方と東京で お会いして、『海南に鈴木さんのふるさとがありますよ』と言ったら、『そんなところがあるの?』と、ご存じない人が多い」

 そこで!海南市が全国の鈴木さんに協力を求め、「鈴木サミット」を開催。

 昼食には地元で捕れたスズキを振る舞い、士気を高めます!

 スズキを食べる鈴木さん
 「まさに共食いですね」

 さらに、最大のライバルにケンカを売る、こんな仕掛けも!

 切通大雅 記者
 「きょう限定の鈴木屋敷の拝観料です。鈴木さんは無料ですが、佐藤さんは5万円です」

 鈴木さん
 「さすが鈴木vs.佐藤やなと思います」
 「田中がいたら、三つどもえで面白い」

 どうすればスズキの街として盛り上げられるのか?悩める鈴木さんの前に現れたのは!?

 まさかの!佐藤さん!!!

 佐藤姓のルーツとされる栃木県佐野市では、市が「佐藤の会」を結成し、グッズを販売!まちおこしでも一歩先を行く佐藤さんに、教えを乞うことに。

 佐藤の会のメンバー
 「NEW ERA(ニュー・エラ)とのコラボで、これを90度回すと、平仮名で”さとう”、これが大変人気」

 「おー」

 そして、導き出された まちおこしのアイデアは…。

 海南市のプロジェクトチームの河野智己さん
 「駅前に鈴木と書かれた巨大なモニュメントを置くことで、フォトスポット化だけではなくて、誰が見ても”鈴木の聖地感”が出る」
 「(横に)小さい佐藤を置いてみると、ライバル感が出て 話題性が上がる」

 海南市 産業振興課の楠間嘉紀 課長
 「あんまり硬い取り組みをしても広まっていかないので、自治体の“わちゃわちゃ”したところを仕掛けにして、佐藤と一緒にキャッチーに発信していけば」

 海南市はどう発展していくのか。鈴木さんたちの奮闘は続きます!

最終更新日:2024年11月19日 19:08