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手術で体内にガーゼを取り残す医療事故 患者が痛みを訴え摘出、後遺症なし 原因は数え間違い 滋賀

2024年11月22日 19:02
手術で体内にガーゼを取り残す医療事故 患者が痛みを訴え摘出、後遺症なし 原因は数え間違い 滋賀

 滋賀県立総合病院で今年8月、ガーゼを体の中に残したまま手術を終えてしまう医療事故が発生していました。

 滋賀県立総合病院によりますと、今年8月、70代の女性患者の手術で体の中にガーゼを残したまま縫い合せてしまったということです。縫い合せる前にガーゼの枚数を確認しましたが数え間違いがあったとみられ、手術後のレントゲンでも枚数が合っていたという思い込みから残ったガーゼを見落としたということです。

 医療安全管理室・勝山和彦 室長
 「数え間違いというのは起こりうることですので、手術後のレントゲンの確認を確実にして再発防止を図るということが非常に大切だと思っています」

 手術から2週間後、患者が痛みを訴えたことから実施した検査で残ったガーゼを確認し、手術で摘出しました。女性はすでに退院していて、このミスで体調が急激に悪化したり、後遺症が出たりしたことはないとのことです。病院は今後、数え間違えを防ぐため、2人体制で枚数確認を行うとしています。

最終更新日:2024年11月22日 19:02