理事長ら「腐ったミカン」などと職員に暴言 追手門学院側が約9200万円を支払い、謝罪を条件に和解
理事長らが、「腐ったミカン」などと職員に暴言を吐き、退職を迫ったのは違法だとして、追手門学院の職員らが、法人側を訴えていた裁判で、和解が成立しました。
研修の音声
「あなたのように腐ったミカンを追手門の中に置いておくわけにはいかない」
学校法人追手門学院の男性職員ら3人は、2016年、研修先で講師から連日暴言を浴びせられた上、退職を強要されたことでうつ病を発症したとして、約3600万円の賠償を求める訴えを起こしていました。
6日、職員らは、学院側が解決金約9200万円を支払い、謝罪することなどを条件に、和解が成立したと明らかにしました。
元職員の男性
「何度も何度も呼ばれて面談を受けたというのがとても苦しかった。そこについて謝罪してもらえることになったのは良かったと感じています」
学院側は、「再発防止に努める」とコメントしています。