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海部俊樹元首相、肺炎で死去 91歳

2022年1月14日 10:59
海部俊樹元首相、肺炎で死去 91歳

元内閣総理大臣の海部俊樹氏が今月9日に肺炎で亡くなりました。91歳でした。

海部氏は1960年に初当選して以来、16回連続で当選。文部大臣などを務めた後、1989年に第76代の総理大臣に就任しました。

総理大臣在任中には、湾岸戦争でアメリカなどの多国籍軍に約130億ドルの資金提供を行ったほか、停戦後には海上自衛隊の掃海部隊をペルシャ湾に派遣しました。

その後、「目玉政策」と位置づけていた政治改革法案が廃案となったことをきっかけに、就任から2年あまりで退陣しました。

「自社さ連立政権構想」に反発して離党した後は、1994年に発足した新進党で初代党首を務めました。2003年には自民党に復党し、2009年に政界を引退しました。

関係者によりますと、死因は「肺炎」で、既に親族で密葬を済ませたということです。