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自民党、22日にも問責決議案を提出へ

2010年11月19日 0:40
自民党、22日にも問責決議案を提出へ

 国会答弁では「お答えを差し控える」など2つの文句さえ覚えていればいいと発言した柳田法相について、野党側は辞任を求めて攻勢を強めている。自民党は18日夜、幹部が会談し、22日にも参議院に柳田法相の問責決議案を提出する方針を確認した。

 参議院予算委員会で、菅首相は柳田法相の罷免要求を拒否した。こうした中、自民党は18日夜、幹部が会談し、22日にも参議院に柳田法相の問責決議案を提出する方針を確認した。これには公明党や共産党、社民党なども賛成する方針で、野党側が多数を握る参議院では問責決議案が採決されれば可決される見通し。

 こうした中、民主党幹部からも「柳田法相は辞めるしかない。あとはいつ決断するかだけだ」との声も出ている。参議院で審議に入った補正予算案を抱える中、菅首相は難しい判断が迫られる。

 一方、仙谷官房長官が18日の参議院予算委員会で自衛隊を「暴力装置」と呼び、後に撤回・謝罪したことについて、菅首相は仙谷官房長官を呼んで口頭で注意した。仙谷官房長官の発言について、菅首相は参議院予算委員会で「問題があった」との認識を示し、謝罪していた。