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米軍 韓国に最新ミサイルシステム配備検討

2015年4月17日 16:33

 アメリカ太平洋軍のトップは16日、最新鋭の迎撃ミサイルシステム「THAAD」を韓国に配備することを検討していると明らかにした。

 高高度防衛ミサイル「THAAD」は従来の迎撃ミサイルより射程が長く、より高度な地点で迎撃できる特徴がある。議会上院の軍事委員会で証言したアメリカ太平洋軍のロックリア司令官は、北朝鮮が小型化した核兵器を弾道ミサイルに搭載する能力があると想定し、準備を進めなくてはならないと指摘、「朝鮮半島にTHAADを追加配備する可能性を議論している」と述べた。

 THAADの配備を巡っては、中国が「周辺地域に懸念を生む」として反発しているが、公聴会に同席した在韓米軍のスカパロティ司令官は、「朝鮮半島の防衛に焦点をおいたもので、それ以外への影響はない」と説明した。

 これに対し、韓国の国防関係者はNNNの取材に対し、「米韓の間で協議が行われたことはない」としている。