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ギリシャ議会“EUに歩み寄り”再建案承認

2015年7月11日 12:05
ギリシャ議会“EUに歩み寄り”再建案承認

 ギリシャ議会は11日、政府がEU(=ヨーロッパ連合)側に提出した財政再建案を承認した。

 財政再建案は、金融支援の前提条件としてEU側がギリシャ政府に提出を求めていたもので、ギリシャ議会は日本時間11日午前9時半頃、この案を賛成多数で承認した。

 ギリシャメディアによると、年金の支給開始年齢の引き上げや付加価値税の増税などが柱となっている。今月5日の国民投票で否決されたEU側の再建案に大きく歩み寄った内容で、市民からは怒りの声も聞かれるが、チプラス首相は演説で、銀行の一時閉鎖などの国民生活の混乱やギリシャのユーロ離脱を避けるためだったと釈明している。

 EU側は12日の首脳会議で最終的に受け入れるかどうか判断するとみられる。