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岸井ゆきの「こんな細かいところまで…」 海外での反応に喜び 主演映画が21の映画祭で上映

2022年11月8日 22:10
岸井ゆきの「こんな細かいところまで…」 海外での反応に喜び 主演映画が21の映画祭で上映
岸井ゆきのさん(C)2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINEMAS
俳優の岸井ゆきのさん(30)が、主演映画『ケイコ 目を澄ませて』(12月16日全国公開)の完成披露試写会に、三浦友和さん(70)、三宅唱監督とともに登壇し、作品への思いを明かしました。

映画は、聴覚障害と向き合いながらプロボクサーとしてリングに立った実在の女性をモデルに、不安や迷い、喜びなど様々な感情に揺れながらも、ひたむきに生きる姿を描いた物語です。岸井さんは、生まれつき両耳が聞こえないプロボクサー・ケイコを演じています。

本作は、これまで世界21の映画祭で上映されており、岸井さんも10月に行われた釜山国際映画祭の上映に参加しました。海外での反応について、岸井さんは「こんな細かいところまで、気がついてくれるのかと思いました。いろんな国で上映されているニュースを翻訳しながら読んでいましたが、それを読むのはすごく面白かったし、有意義な時間でした」と、喜びを明かしました。

主人公を演じるにあたり、厳しいトレーニングを重ねた岸井さん。その様子を見ていた三浦さんは、「クランクインの日に、ジムで彼女の姿を見たときには、もうプロボクサーとしての体に仕上がっていたんですよ」と絶賛しました。

これに岸井さんも、「友和さんとの共演は、自分の俳優人生においてとても財産になったと思います。ケイコの役をやっている時は、周りに気を遣う余裕がなくて、ケイコに埋没している状態だったんですが、友和さんは最初から“ケイコと会長”という関係性でいていいんだと思わせてくださいました」とコメントしました。

また、人生の岐路を描いた本作にちなみ、“人生を変えた瞬間や出来事”を聞かれた岸井さんは、本作の「ケイコ」と回答。その理由について「私は、ずっと映画が好きで映画を追いかけてきました。(今回)16mmフィルムで撮影できたこと、ここまで時間をかけて1つの作品に参加できたこと、キャスト・スタッフとの出会いなど、私が追い求めてきた映画というものに少し近づけたような気がしました」と、作品への思いを明かしました。

続けて、「でもちょっと近づいたからって、映画からはこっちに近づいてはこないんですよね。ずっと追い続けないといけないものだなということを思い知らされましたし、これからも追い求めていきたい」と語りました。

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