岸井ゆきの 両耳が聞こえないプロボクサーを熱演「どうやって演じたらいいんだろうって」 クランクアップで思わず涙
■岸井 両耳が聞こえないプロボクサーを熱演
今回、主人公のケイコを演じるのは、2022年だけで映画5本に出演し、活躍する岸井ゆきのさん。映画では、生まれつき両耳が聞こえないプロボクサー・ケイコがさまざまな感情の間で揺れ動きながら、ひたむきに生きる姿が描かれます。2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映されると現地の記者から、“全ての瞬間が心に響く”“間違いなく一見の価値あり”などと絶賛されました。
15日に解禁されたポスタービジュアルは、リングのふちに座りこちらに視線を送るケイコの“目”が印象的な1枚。そのまなざしやたたずまいから、ケイコが置かれている環境や心の声が浮かび上がるような仕上がりになっています。
■初めての挑戦に不安も「とにかくセリフがない」
3か月間の練習を重ね、初挑戦となるボクシングや手話に全身全霊で挑み、撮影に臨んだ岸井さん。初めて挑むことの多さに「とにかくセリフがない。主人公が言葉を発しないっていうのも初めてだったし、耳が聞こえない役も初めてだったし、ボクシングも初めてだったし、手話も初めてだったし、どうやって演じたらいいんだろうっていう不安があって」と胸の内を明かしました。
■岸井 クランクアップで思わず涙…
また、クランクアップでは感極まり涙する場面も…。岸井さんは撮影を振り返り「私の大好きな映画がこうやってできてきたんだなって。そこに私が今いるんだなって思ったら、毎日、体がつらくても幸せだったから、本当にありがとうございました」と本気で挑んだ作品への思いを明かしました。