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“薬物は3種類” NYタイムズがワリエワの体内から検出の薬物について報じる

2022年2月16日 15:17
“薬物は3種類” NYタイムズがワリエワの体内から検出の薬物について報じる
写真はドーピング検査で使用される容器 (写真:ロイター/アフロ)
アメリカのNYタイムズは現地時間15日、カミラ・ワリエワ選手の検体から検出された薬物が禁止薬物「トリメタジジン」を含め3種類あったと報じました。

報道によると検出されたのは「トリメタジジン」と同様に、心臓病の治療にも使用されることがある薬物で、「ハイポキセン」と「L-カルニチン」です。

「ハイポキセン」と「L-カルニチン」は禁止薬物ではありませんが、アメリカの反ドーピング機構の最高責任者はこの3つの組み合わせについて「持久力を高めて、疲労を軽減して、酸素の利用効率を促進するのを目的にしているようだ」とNYタイムズの取材に対し、答えています。

ワリエワ選手側は、CAS(スポーツ仲裁裁判所)の聴聞会で、「『トリメタジジン』は祖父が使っている薬で、誤って、なんらかの方法で、ワリエワ選手の体内に入った」と主張したと、IOC規律委員会のオズワルド委員長が明かしています。

ワリエワ選手の去年12月25日のB検体はまだ検査されておらず、今後、ワリエワ選手をめぐるドーピング問題はさらに臆測を呼びそうです。