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IOC規律委員会“禁止薬物はおじいちゃんの薬”とワリエワ選手側が主張したと明かす

2022年2月15日 22:44
IOC規律委員会“禁止薬物はおじいちゃんの薬”とワリエワ選手側が主張したと明かす
禁止薬物は祖父のものと弁護士が主張したとされるワリエワ選手 (写真:アフロ)
北京五輪フィギュアスケート女子シングルに出場しているカミラ・ワリエワ選手(15)のCAS(スポーツ仲裁裁判所)の聴聞会で話された内容をIOC(国際オリンピック委員会)規律委員会のデニス・オズワルド委員長が取材で明かしました。

「禁止薬物はワリエワ選手の祖父が摂取していたというふうに聴聞会でワリエワ選手側は論じたようだ」ワリエワ選手から検出された禁止薬物「トリメタジジン」は血管を広げる効果を持ち、心臓病の薬として使用されることがあります。

ワリエワ選手側は聴聞会で「ワリエワ選手の祖父が飲んでいた薬がなんらかの方法でワリエワ選手の体に入った」と主張したということです。

オズワルド委員長は「確かに15歳の子の体から検出されるには少し奇妙な薬物ではある」とワリエワ選手の自主的な関与については懐疑的な見方を示しましたが、「とはいえ、私はすべての事実を把握していない。そこから結論を導き出すのは難しい」としました。

さらに、ワリエワ選手の去年12月のB検体がまだ検査されていないことに触れ、「去年12月の時点でワリエワ選手の検体から禁止薬物が検出されたことが最終的に確定されたら、彼女はこの北京五輪に出場すること自体ができないということだ」と締めくくりました。