北京オリンピックに出場しているロシアオリンピック委員会のカミラ・ワリエワ選手のドーピング問題で、スポーツ仲裁裁判所は13日夜から関係者への聴取を行い、14日、裁定を発表します。ワリエワ選手も参加し、自ら証言するということです。

北京オリンピック、フィギュアスケート団体で優勝したワリエワ選手をめぐっては、去年12月に提出した検体から禁止薬物が検出されたことが今月8日に報告されています。

これを受けロシアの反ドーピング機関が一時的に出場資格を停止したものの、翌日に解除してオリンピック出場を認めました。

CAS（＝スポーツ仲裁裁判所）は、このロシア側の判断が妥当だったかどうかについて、13日夜からおよそ50人の関係者が参加し、オンラインで聴取を行っています。

CAS マシュー・リーブ事務局長「ワリエワ選手もオンラインで証言します。ロシア語で証言すると思うので通訳も用意しています」

CASは、裁定を14日午後に発表するとしていて、これによりワリエワ選手の15日のシングルへの出場の可否も決まることになります。