WADAが15歳ワリエワのスタッフなど周辺の成年者を調査へ
フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手(15)の検体から、禁止薬物「トリメタジジン」が検出されたことを受け、WADA(世界アンチドーピング機構)がワリエワ選手の周辺の成年者を調査することが13日までに明らかになりました。
「トリメタジジン」は血管を広げる作用を持つ薬物で、WADAでは「心臓が動くエネルギーを作り出す機能・代謝に影響する薬」として、使用禁止リストに入っています。
ワリエワ選手は現在15歳。IOCは定例会見でWADAにワリエワ選手の周辺にいるサポートメンバーを調べるように求めていました。
それに応える形で、WADAはコーチやドクター、ワリエワ選手の周辺にいる成年者を調査するとしています。
日本時間13日午後9時半からは、CAS(スポーツ仲裁裁判所)でワリエワ選手の出場可否を巡って聴聞会がオンライン形式で行われる予定です。