◇プロ野球セ・リーグ DeNA5-4阪神(20日、甲子園球場)

阪神との今シーズン最終戦に臨んだ2位DeNAは、6回に牧秀悟選手のタイムリーで勝ち越すも、8回に阪神・陽川尚将選手のホームランや原口文仁選手、佐藤輝明選手のタイムリーなどで逆転を許し、2点をリードされます。

残す攻撃は9回のみとなったDeNAですが、驚異の粘りを見せます。

ノーアウトから宮崎敏郎選手と代打の大田泰示選手の連続安打でチャンスを作ると、その後1アウト1、3塁の場面で,、桑原将志選手がライト前へのタイムリーを放ち、1点差に迫ります。

さらに1アウト1、2塁のチャンスでソト選手が代打に送られますが、空振り三振。あと1アウトと追い詰められたDeNAでしたが、ここで打席を迎えた佐野恵太選手が、この試合4安打目となるライト前へのタイムリーヒットを放ち、土壇場で同点に追いつきました。

勢いに乗った打線はその後満塁のチャンスを作ると、楠本泰史選手にライト前タイムリーが飛び出し、勝ち越しに成功。9回に3点を追加し、試合をひっくり返しました。

9回に爆発したDeNA打線にSNSでは「打線のつながりヤバすぎでしょ！」「8回でチャンネル変えてすみませんでした」「この最終戦面白すぎ…」などファンが盛り上がりを見せました。

その裏、DeNAは守護神・山崎康晃投手をマウンドへ送ると、ランナーを2塁に背負いますが、無失点に抑え、ゲームセット。逆転勝利を飾りました。