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ミャンマー情勢 国連安保理「強く非難」

2021年4月2日 12:28

緊迫するミャンマー情勢を巡り、国連の安全保障理事会は1日、「市民の死を強く非難する」とする報道発表を出しました。

安保理は先月31日、ミャンマー情勢に関する緊急会合を開きましたが、新たな声明などで合意することはできませんでした。

その後の協議の結果、安保理は1日、「平和的な抗議者に対する暴力や女性と子どもを含む数百人もの市民の死を強く非難する」とする報道発表を出しました。

また、軍に対して最大限の抑制を求めた上で、「国連のブルゲナー特使の一刻も早いミャンマー訪問を願う」としています。

ただ、当初の案にあった「殺害」という言葉が中国などの申し立てで「死亡」という表現に修正されたほか、先月採択された公式文書の「議長声明」より影響力の小さい「報道発表」にとどまるなど、理事国間の調整の難しさが浮き彫りとなりました。