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ミャンマー巡り安保理緊急会合も合意できず

2021年4月1日 9:39

緊迫するミャンマー情勢を巡り、国連の安全保障理事会は、緊急会合を開きましたが、新たな声明などで合意することはできませんでした。

安保理は先月31日、イギリスの要請に基づき、ミャンマー情勢に関する非公開の緊急会合を開きました。前回の会合では、軍に対し、「最大限の自制」を求める議長声明を採択しましたが、今回は、国連のブルゲナー特使が、「最悪の事態になる前に、いま行動することを願う」と述べ、より強い対応を取るよう呼びかけました。

しかし、安保理として、新たに声明などで合意することはできず、会合後、イギリスの国連大使は、「次のステップを協議し続ける」と述べるにとどまりました。

一方、中国は、「一方的な圧力や制裁は対立を悪化させ、状況をさらに複雑にするだけだ」として、制裁には後ろ向きな考えを強調しました。