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安保理議長声明“ミャンマー軍の暴力非難”

2021年3月11日 10:36

国連の安全保障理事会は10日、治安部隊が抗議デモを武力で弾圧しているミャンマーの状況ついて、「デモ隊に対する暴力を強く非難する」との議長声明を採択しました。

安保理が10日に全会一致で採択した議長声明では、ミャンマー軍に対し、「最大限の自制」と拘束された人々の即時解放を求めた上で、「女性、若者、子どもたちを含む平和的な抗議者に対する暴力を強く非難する」としました。

議長声明は国連の公式文書として残るため、先月に出された報道声明より格上のもので、「深い懸念を示す」という表現にとどまっていた前回の声明よりも踏み込んだ内容となりました。

一方で、イギリスが提案した当初の声明案にあった「クーデター」という表現は、中国やロシアなどが反対したため、今回も盛り込まれませんでした。