ワクチン接種へ“停戦”決議 国連安保理
国連の安全保障理事会は26日、新型コロナウイルスのワクチン接種を進めるために、紛争地域での停戦などを求める決議案を全会一致で採択しました。
この決議案は、すべての国連加盟国に対して、紛争地域でワクチンの接種が確実に行われるように停戦を支持することや、難民などの弱い立場の人々に公平にワクチンが行き渡るよう協力することなどを求めるものです。
その上で、ワクチンを共同購入し公平に分配する国際的枠組み、COVAXへの資金提供も呼びかけています。
決議案は、安保理のすべての理事国を含むあわせて112か国が共同提案国となり、全会一致で採択されました。
新型ウイルスの感染収束に向けて、国際社会が団結して取り組む姿勢を示した形です。