ワクチン接種“日本は他国より慎重姿勢”
新型コロナウイルスのワクチン接種に関する、国際的な世論調査が行われ、日本は他の国と比べて、接種に慎重な姿勢をもつ人が多いことがわかりました。
フランスの調査会社「イプソス」は先月末に、日本のほかアメリカやイギリス、ロシアなど15か国を対象に、ワクチン接種に関する世論調査を行いました。
それによりますと、日本でワクチン接種に「強く同意する」と答えた人は19パーセントで、ロシアに次いで下から2番目だったということです。「同意すると思う」を含めた接種に前向きな人の割合は、64パーセントですが、15か国の中では下から4番目に低く、日本はほかの国に比べて、ワクチン接種に慎重な人が多いことを示しています。
接種を受けたくない理由として、日本で最も多かったのは、「副反応が心配」で66パーセントにのぼり、アメリカやイギリスのおよそ2倍の割合となりました。日本では今月15日にも、ファイザーのワクチンが承認される見通しで、その後、医療従事者への先行接種が始まります。