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ロシア国防省 首都キーウへのミサイル攻撃強化を発表

2022年4月16日 6:19

ロシア国防省は15日、完全撤退していたウクライナの首都キーウに対しミサイル攻撃を強化すると明らかにしました。「ロシア国内への攻撃に対する報復だ」と主張しています。

ロシア国防省報道官「キーウに対するミサイル攻撃の数と規模はウクライナ側のあらゆるテロ行為やロシア国内での破壊活動への報復として増大するだろう」

ロシア国防省の報道官は15日、完全撤退した首都キーウへの攻撃を強めると発表しました。「ロシア国内をウクライナ軍が攻撃した」と主張していて、その報復だとしています。15日未明には、キーウ近郊にあるウクライナ軍のミサイル関連施設を攻撃したということです。

こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領はキーウで15日に行われた、会議の動画を公開しました。

ゼレンスキー大統領「みなさんと久しぶりに通常の場所で会うことができてうれしい」

会議には首相や閣僚らが出席していて、政府が機能していることをアピールする狙いもあるとみられます。

一方、ウクライナ国防省は、陥落が近いとされるマリウポリについて、ロシア軍が侵攻開始以来、初めて、長距離爆撃機を使って攻撃したと発表しました。「いまも街中で戦闘が続いていて、ロシア軍が完全には掌握できていない」と述べています。

マリウポリについては、ウクライナの副首相が15日だけで、363人が自力で避難したと発表しています。