ロシア国防省 キーウなど“中枢を攻撃”と警告
ロシアの国防省は13日、ウクライナ軍がロシア国内で破壊活動を行おうとしていると批判し、こうした行為が続けば首都キーウなど中枢を攻撃すると警告しました。
ロシア国防省の報道官はウクライナ軍がロシア国内の施設を攻撃しようと企てていると主張した上で次のように警告しました。
ロシア国防省報道官「このような破壊活動が続けば、ロシア軍は(これまで控えてきた)キーウ含む意思決定の中枢への攻撃を実施する」
ただ、具体的な攻撃対象は不明です。
一方、キーウでは近郊からロシア軍が撤退したことなどを受け、飲食店など一部の店舗が営業を再開しています。
レストランの店員「たくさんのお客さんが営業再開を楽しみにしていた」
一方、マリウポリでウクライナ兵が投降した様子だとするロシア国営テレビの映像には、軍服を着た人たちが両手を上げて移動する様子や、白旗を持ってケガ人を運ぶ様子が映っています。ロシア国防省は、1026人のウクライナ兵が投降したと発表しています。
ウクライナの大統領顧問は一部の兵士が捕虜になったことを認めた上で、「ロシア軍が主張する人数よりかなり少ない」としています。
また、ロシア国防省は14日、黒海艦隊の旗艦である巡洋艦「モスクワ」で火災が発生、弾薬が爆発し、“重大な損害”を受けたと発表しました。
ウクライナ側はミサイルで攻撃を行ったと主張しています。
一方、アメリカのバイデン大統領はゼレンスキー大統領と電話会談し、8億ドル相当の追加軍事支援を行う方針を伝えました。ヘリコプターや生物化学兵器・核物質から防護する装備品などを供与します。