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ゼレンスキー大統領がオデーサ訪問 穀物など輸出の“回廊”協議

2022年6月19日 11:59

ウクライナのゼレンスキー大統領が南部の港湾都市オデーサを訪問し、穀物などの輸出が滞っている問題などをめぐり、地元政府と対応を協議しました。

ウクライナ大統領府によりますと、ゼレンスキー大統領は南部のオデーサを訪問し、農産物輸出のための回廊の設置について、地元政府と協議しました。ウクライナでは穀物の輸出が滞り、世界的な食料危機が懸念されていますが、地元政府の幹部は、ロシア側の攻撃のために14か国39隻の船が港から出られなくなっていると述べたということです。

また、ゼレンスキー大統領はロシア軍の攻撃を受けて破壊された建物を視察したほか、兵士や民間人の治療を行う病院を訪れて医療従事者らをねぎらいました。

一方、ウクライナ東部セベロドネツクでの戦闘をめぐり、地元知事は、ロシア側が近く他の地域から予備の兵力をすべて投入するとの見方を示しました。

ルハンシク州 ハイダイ知事「ロシア軍は近く(セベロドネツクに)すべての予備兵力を投入するだろう」

また知事は、セベロドネツクの化学工場に逃れている住民およそ500人について、「避難を拒否した」としています。