露側、セベロドネツク包囲にむけ北側から進攻再開 英国分析
激しい戦闘が続くウクライナ東部をめぐり、イギリス国防省は、ロシア側がセベロドネツクの包囲にむけ北側からの進攻を再び開始したとみられると分析しています。
イギリス国防省は18日、ロシア軍が東部のイジュームから南方への進攻を再開したとみられると明らかにしました。これは、ルハンシク州の要衝セベロドネツクを包囲するためだと分析しています。
セベロドネツク市長「セベロドネツクでは激しい戦闘、かなり激しい戦闘が続いている。(住民が避難している)アゾト化学工場を分割して破壊しようとしている。かなり厳しい状況だ」
また、ルハンシク州の知事は、セベロドネツクの近郊リシチャンシクの住宅街にも、ロシア軍が砲撃を加えていると明らかにしました。
ルハンシク州・ハイダイ知事「リシチャンシクは非常に厳しい砲火にさらされている。ロシア側は近づけないから砲撃している」
知事はまた、ロシア側が主張している人道回廊について、「安全の保証は何の意味もない。人々を連れ出すことは危険で、不可能だ」と非難しました。