ウクライナ 東部要衝でロシア軍の激しい攻撃続く
ロシアが制圧を目指すウクライナ東部の要衝セベロドネツクでは11日、化学工場で大規模な火災が発生するなどロシア軍による激しい攻撃が続いています。
ルハンシク州・ハイダイ知事「セベロドネツクの状況は変わっておらず厳しいままだ。 街では戦闘が続き、大半はロシア軍に支配されている」
セベロドネツクがあるルハンシク州のハイダイ知事は、さらにロシア軍の砲撃で化学工場から数トンの油が漏れ、大規模な火災が起きたと明らかにしています。
親ロシア派高官はこの工場に数百人のウクライナ軍兵士がとどまっているほか、最大500人の市民が避難しているとしています。
一方、イギリス国防省は11日、ロシア軍が1960年代に開発された大型ミサイルなどを使用していることから最新のミサイルが不足している可能性を指摘しています。
こうした中、EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長はウクライナの加盟について、準備が整っているかどうかの意見書が来週中にまとまるとの見通しを示しました。
意見書をもとにすべてのEU加盟国が同意すればウクライナは「加盟候補国」と認められ、加盟に向け本格的な交渉が始まります。