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英国防省分析“露がウクライナ東部・イジューム南方に進攻再開”

2022年6月18日 17:41

イギリスのジョンソン首相は17日、ウクライナの首都・キーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナ兵のための大規模な軍事訓練を行う用意があると表明しました。

ジョンソン首相のキーウ訪問はロシア軍によるウクライナ侵攻後、2回目です。

イギリス政府によりますと、ジョンソン首相は会談で、ウクライナ軍の防衛力維持のために大規模な訓練プログラムを提供する用意があると伝えました。この訓練はウクライナ国外で行われ、4か月ごとに最大1万人の受け入れが可能だということです。

こうした中、イギリス国防省は18日、ロシア側がウクライナ東部・イジュームの南方に進攻を再開したようだとの分析を明らかにしました。これは、ロシア軍が激しい攻撃を続けているルハンシク州の要衝・セベロドネツクを包囲するためだとしています。

一方、ルハンシク州の知事は、市民が避難しているとみられるセベロドネツクの化学工場や近郊・リシチャンシクの住宅街にロシア軍が砲撃を加えていると明らかにしました。

知事はまた、ロシア側が主張している人道回廊について、「ロシアによる安全の保証は何の意味もない。人々を連れ出すことは危険で、不可能だ」と非難しました。