英首相、2度目のキーウ訪問 ウクライナ兵の大規模な軍事訓練表明
イギリスのジョンソン首相は17日、ウクライナの首都キーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナ兵のための大規模な軍事訓練を行う用意があると表明しました。
ジョンソン首相のキーウ訪問はロシア軍によるウクライナ侵攻後、2回目です。イギリス政府によりますと、ジョンソン首相は会談で、ウクライナ軍の防衛力維持のために大規模な訓練プログラムを提供する用意があると伝えました。この訓練はウクライナ国外で行われ、4か月ごとに最大1万人の受け入れが可能だということです。
ゼレンスキー大統領「我が軍の需要を理解してくれたことに感謝する。我々は、重火器の供給を増やす必要性について話し合った。ウクライナへの防空システムの提供が今は重要だ。私たちは、この方向へ進み始めた」
こうした中、ウクライナ東部のルハンシク州では、ロシア軍の激しい攻撃が続いています。ハイダイ知事は17日、「ロシア軍の砲撃の数は増すばかりで制圧されていない地域も少なくなっている」などと、厳しい状況が続いていることを明らかにしました。
また要衝のセベロドネツクなどで、ロシア軍の攻撃により民間人6人が死亡したとしています。