仏独伊首脳がキーウ訪問 ゼレンスキー大統領と会談へ
フランス、ドイツ、イタリアの首脳が16日、ウクライナの首都・キーウを訪問しました。この後、ゼレンスキー大統領と会談する予定で、3人がキーウを訪れるのはウクライナ侵攻後、初めてとなります。
フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相の3人は16日、列車でキーウに到着しました。3人がキーウを訪れるのはウクライナ侵攻後初めてです。
キーウではゼレンスキー大統領と会談する予定で、ウクライナのEU(=ヨーロッパ連合)への加盟申請や軍事支援などについて話し合うとみられます。
15日に開かれた、ウクライナ防衛を協議する関係国の会合で、ドイツは多連装ロケットシステムを供与する意向を示しました。また、アメリカも対艦ミサイルシステムなど総額10億ドル(約1340億円)相当の追加の軍事支援を行う方針を明らかにしています。
こうした中、ロシア側が大部分を制圧したウクライナ東部のセベロドネツクをめぐり、ロシア国防省は15日、「ウクライナ側の停戦違反で住民避難のための人道回廊が中断させられた」と主張しました。
一方、セベロドネツクがあるルハンシク州の知事は「ロシア軍がセベロドネツクを破壊し続けている」とロシア側を非難しています。