ロシア国防省「人道回廊」設置発表 住民の避難開始したかは不明
ウクライナ東部のセベロドネツクで、ロシア側は住民を避難させるため、日本時間15日午後2時から「人道回廊」を設置すると発表しましたが、今のところ、実際に避難が始まったかは分かっていません。
セベロドネツクでは、住民およそ500人が化学工場の地下に逃れているとみられています。
ロシア国防省は、日本時間15日午後2時から16日午前2時まで戦闘を一時停止し、「人道回廊」を設置して住民を親ロシア派の支配地域に避難させると発表していますが、今のところ、避難が始まったかは分かっていません。
一方、セベロドネツクがあるルハンシク州の知事は日本時間午後2時前に、「敵は再び工場を攻撃した」とSNSに投稿しています。
ロシア側が攻勢を強める中、ウクライナのゼレンスキー大統領は、日本時間15日朝公開した動画で、西側諸国に対し速やかに最新兵器を供与するようあらためて訴えました。
ゼレンスキー大統領「(武器の)供与の遅れに弁明の余地はない。私はこれからも西側諸国などにこのことを強調するつもりだ」
NATO(=北大西洋条約機構)はこの後、国防相らが協議する予定で、さらなる武器供与などを話し合うとみられます。