東部要衝セベロドネツクでロシア軍が橋爆破…住民避難が困難に ゼレンスキー大統領は武器支援訴え
激しい戦闘が続くウクライナ東部の要衝セベロドネツクを巡り、地元州知事は12日、ロシア側が近くの橋を爆破し、住民の避難が難しくなっていると訴えました。
ウクライナ東部ドンバス地方の完全制圧を目指すロシア軍は、ルハンシク州のセベロドネツクでウクライナ軍と激しい戦闘を続けています。
ハイダイ州知事は12日、ロシア側がドネツ川にかかる2つの橋を爆破したとあきらかにしました。残る1つの橋も老朽化で車両は通れず、住民が脱出するにはこの橋を歩いて渡るしかないということです。
また、ウクライナ軍がたてこもる化学工場には、およそ500人の市民が避難していて、うち40人は子どもだということです。
ゼレンスキー大統領 「ウクライナには現代的なミサイル防衛システムが必要だ」「ウクライナの声が届いていれば、(失われた)命は助かったはずだし、悲劇は防げたはずだ」
こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、国際社会へさらなる武器支援を改めて訴えました。