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ウクライナ軍“反撃” 東部激戦地を奪還か 大統領は最前線を電撃訪問

2022年6月6日 19:09
ウクライナ軍“反撃” 東部激戦地を奪還か 大統領は最前線を電撃訪問

ウクライナのゼレンスキー大統領が、激戦が続く東部・ルハンシク州の最前線などを電撃訪問しました。ルハンシク州ではロシアが“完全掌握”を目指していますが、ウクライナ軍がロシア軍を押し戻し、大部分を奪還したとの分析もあります。

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5日、ゼレンスキー大統領が、激戦が続くウクライナ東部に現れました。東部・ルハンシク州とドネツク州の最前線を電撃訪問したのです。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「国を守ってくれて、ありがとう」

ゼレンスキー大統領は前線で戦う兵士たちに勲章を手渡し、写真撮影にも応じました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「みなさんのような人のいない土地は、もはや、私たちの土地ではありません。ウクライナに栄光を!みなさんに栄光を!」

侵攻が始まってから、ゼレンスキー大統領が首都・キーウの外に出たのは、これで2回目です。

要衝・セベロドネツクの制圧を目指し、ロシア軍が集中的に攻撃してきたルハンシク州。ルハンシク州のハイダイ知事は5日、地元メディアで「ウクライナ軍が反撃に出ている」と強調しました。

さらに、アメリカの戦争研究所は「ウクライナ軍はセベロドネツクの大部分を奪還した」と分析しています。

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東部の電撃訪問の前、ゼレンスキー大統領は南部・ザポリージャの避難所も訪問しました。

ロシア軍が掌握したマリウポリなどから避難してきた住民たちと食卓を囲み、一人一人の声に耳を傾けました。

マリウポリから避難してきた人
「(マリウポリで)飲み水の確保が大変だった」

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一方、首都・キーウでは5日未明、ロシア軍がミサイルで攻撃し、黒い煙が空に広がりました。

AP通信は「鉄道車両を製造する民間施設が被害を受けた」と伝えました。キーウがミサイル攻撃を受けたのは、4月下旬以来だということです。