ロシアの軍事侵攻を受け、ウクライナと国境を接するポーランドには、多くの人たちが退避してきています。中継です。

私はいま、ウクライナとの国境に近い、ポーランドの街・ジェシュフにきています。国境付近では、ウクライナから退避してきた人たちが不安な表情を浮かべていました。

「（退避が）いつまで続くかわかりません。ウクライナの状況次第でしょう」「朝起きたらお母さんが『戦争が始まった』と言っていたので本当に緊張しています」

退避する人を取材するため、私たちもウクライナ西部の街・リビウから、国境を越えてポーランドに入ったんですが、リビウでは24日、街の雰囲気は一変し、ロシアから遠い西側に退避しようとする市民の車で大渋滞が発生していました。

また、防空警報とみられるサイレンが鳴り響く中、ガソリンスタンドや銀行のATMに行列もできていました。

首都キエフや東部などからも多くの人たちが西側に退避しようとしていて、今後、さらなる混乱が予想されます。

一方、ポーランド政府は、退避してくる人たちのため宿泊施設を準備するなど、受け入れ態勢を整えています。