ロシア外交団 ウクライナから退避開始と報道
ロシアが独立を承認したウクライナ東部の2つの地域がロシアに軍事的支援を要請しました。これを受ける形でロシアが部隊を派遣する可能性もあり事態は一層緊迫しています。
タス通信によりますとロシアが独立を承認したウクライナ東部のドネツク、ルガンスクの両地域は23日、「ウクライナ軍を撃退するため」としてロシアに軍事的支援を要請しました。
これを受ける形で近くロシアが軍を両地域に派遣する可能性もあります。
また、ロイター通信はロシアとの国境からドネツク市に向けて移動する所属不明の戦車などが目撃されたと報じています。
こうした中、ウクライナでは日本時間の午前7時からウクライナ全土での非常事態宣言が発令されました。一部の地域では外出禁止措置が取られる可能性もあります。
ウクライナのゼレンスキー大統領は演説を行い、ロイター通信などによると、ゼレンスキー大統領は「我々は平和を望んでいる」とした上で「プーチン大統領が対話の要求に応じなかった」と批判しました。
またウクライナでは議会や省庁のウェブサイトがサイバー攻撃を受けています。
一方で、タス通信は23日、ロシアの外交団がウクライナから退避を始めたと伝えています。