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気象庁HPの危険度分布「キキクル」がリニューアル......“黒”が登場ナゼ?「災害切迫」警戒レベル5を追加

2022年7月1日 11:04
気象庁HPの危険度分布「キキクル」がリニューアル......“黒”が登場ナゼ?「災害切迫」警戒レベル5を追加

土砂災害、浸水、洪水の危険度を地図上に示す気象庁の「キキクル」が6月30日にリニューアルされました。レベル5相当の「災害切迫」が新設され、黒の色分けが登場。黒になる前に逃げられるよう、避難先を事前に確認することが命を守ることにつながります。

■分かりやすく...警戒レベル5の中身

村上なつみ・気象予報士
「気象庁ホームページの『キキクル』が、6月30日から新しくなりました。大雨の時に『土砂災害』『浸水』『洪水』の危険がどこまで迫っているか、地図上に危険度が色分けして表示されます」

「新しくなったのは、今までになかった『黒』の登場です。これまでキキクルは、危険度が高い順に『濃い紫』『うす紫』『赤』など5段階で表示されていました」

「今回は『濃い紫』と『うす紫』をレベル4相当の『危険』に統一し、その上に『黒』で示されるレベル5相当の『災害切迫』を追加しました。この色分けは、大雨の警戒レベルと同じになっていて、より分かりやすくなっています」

■「全員避難」は紫...命守る行動を

有働キャスター
「色と、自分の取るべき行動がリンクしているのは分かりやすいですよね」村上さん「『黒』は既に災害が起きていてもおかしくありません。『紫』で『全員避難』です。『黒』になる前に、命を守る行動をしてください」

廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー)
「最近、急に天気が変わったり、集中豪雨などもあるので、見た目のインパクトがあって分かりやすいのはすごく良いなと思いました。いずれにせよ、何かあってからでは遅いので、早めの行動を心がけたいなと思いました」

有働キャスター
「改めて覚えていただきたいのは、(キキクルで)『紫』になったら逃げる、ということです。逃げるのは、お住まいの地域のハザードマップで安全な場所です。危険になってから(その場所を)確認するのは間に合いませんので、ぜひ早いうちに確認してください」

(6月30日『news zero』より)

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