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中村隼人 29歳と市川染五郎 17歳 一回り違いの歌舞伎役者が親友役で共演

2023年3月14日 22:35
中村隼人 29歳と市川染五郎 17歳 一回り違いの歌舞伎役者が親友役で共演
(左から)市川染五郎さん、中村隼人さん(撮影:永石勝)
歌舞伎役者の中村隼人さん(29)と市川染五郎さん(17)が、4月2日から歌舞伎座でおこなわれる『鳳凰祭四月大歌舞伎』の昼の部『新・陰陽師 滝夜叉姫』に出演。注目される若手役者同士が、お互いの印象を明かしました。

原作は、作家・夢枕獏さんが描いた伝奇小説『陰陽師』。2013年に歌舞伎座が開場した際にも上演された作品を、歌舞伎役者の市川猿之助さんが脚本・演出を担当し、新たな『陰陽師』の世界が作られます。主人公・稀代(きだい)の陰陽師である安倍晴明を隼人さん、その親友である笛の名手・源博雅を染五郎さんが演じます。

■12歳違いに驚き、お互いの印象は

注目される若手役者同士ですが、年の離れた2人。染五郎さんが今年18歳になることを聞いた隼人さんは「(年齢)12個ちがうのか…一回り違う! え、酉年(とりどし)? 一回り違う人に初めて会った!(笑)」と驚きつつ、染五郎さんについて「自分より一回り下とは思えない落ち着きだったりとか、歌舞伎の舞台で何度か共演したり、雰囲気をもった役者さんだなと思っていたので、こういう機会に共演できることは本当にうれしいですし、2人で行動する場面が多いので、色々と相談して作っていけたら」とコメントしました。

一方、染五郎さんは隼人さんについて「舞台を拝見させていただいたりして、後輩が言うことじゃないかもしれないですけど…すごく明るさを持っていらっしゃるような気がしていて。そんな、おにいさんがどういうふうな晴明を作られるのかがすごく楽しみですし、親友という関係性ですので、お互い心を許して、2人の平和なシーンではリラックスした、落ち着いた空気感にできればいいなと思っています」と意気込みを明かしました。