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市川染五郎、歌舞伎座初主演 役のゆかりの地へ「悲劇的な運命、強さを肌で感じた」

2022年5月15日 22:20
市川染五郎、歌舞伎座初主演 役のゆかりの地へ「悲劇的な運命、強さを肌で感じた」
徳川信康・ゆかりの地を訪れた市川染五郎さん
歌舞伎俳優の市川染五郎さん(17)が、6月2日より上演される『六月大歌舞伎』第二部『信康』にて、歌舞伎座・初主演となる徳川家康の嫡男・徳川信康を勤めます。公演を前に信康ゆかりの地を訪問し、意気込みを語りました。

演目『信康』は、天下統一目前の織田信長にあらがうことができず苦悩する父・家康や、家のために潔く生きる信康の姿など、時代に翻弄(ほんろう)された親子の心の葛藤が描かれた感動作です。

染五郎さんが最初に訪れたのは、信康が城主をつとめたこともある岡崎城(愛知県岡崎市)です。ここでは学芸員の説明に耳を傾けながら展示資料を見学しました。続いて訪れたのは、二俣城跡(静岡県浜松市)。信康は織田信長に謀反の疑いをかけられたことにより、岡崎から離れた二俣城へと移され、最期の時を過ごしました。さらに染五郎さんは、信康が眠る墓がある二俣城跡近くの清龍寺にも訪れ、墓前で手を合わせました。

訪問を終えた染五郎さんは「ゆかりの地を訪れ、現代に生きる私たちには想像もつかないような覚悟を持って生きなければならなかった時代の信康の悲劇的な運命、強さを肌で感じることができました。新しい “信康” を作っていきたいと思っていますので、是非劇場にお運びいただければと思います!」と役どころへの意気込みを語りました。

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