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TOKIO城島茂、51歳 “生涯アイドル” の気持ちを後輩に伝えるため 決死の願掛けに挑む

2022年3月20日 19:58
TOKIO城島茂、51歳  “生涯アイドル” の気持ちを後輩に伝えるため 決死の願掛けに挑む
和歌山県友ヶ島にある高さ約60mの岸壁の願掛けスポット

TOKIOの城島茂さんが、20日放送の日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』の企画『願掛けDASH』に出演。「こんなご時世ですから4月の新生活に向けて願掛けしましょう」というかけ声のもと、後輩の “シンタロー” ことSixTONESの森本慎太郎さん、Aぇ! groupの草間リチャード敬太さんと一緒に、とっておきの場所で “命がけの願掛け” をしました。

その年の家内安全、五穀豊穣、健康を願う “春祈祷” という古来日本からの風習が、今もなお各地で続いており、今回の企画では “暗い話題が続く今、少しでも晴れやかに新生活を迎えたい” という願いから、これまで全国各地で様々な願掛けを行ってきた城島さんが、後輩2人と、とっておきの願掛けスポット2か所を巡りました。

■城島 来年からの大殺界に備えて時間を無駄にできない

まず船で1か所目の願掛けスポットに向かう3人。船上では森本さんが「僕たち大殺界ですから」と、大殺界のど真ん中というリチャードさんと共に、願掛けへの強い思いを告白。大殺界とは、生年月日を6つの運命星にわけて占う六星占術において、とにかく何事もうまくいかなくなる期間のこと。

森本さんは大殺界のラストイヤーとのことで「ワイヤレスイヤホンを5個くらいなくしまして。家にめちゃくちゃカメムシが出るんですよ」と不幸なエピソードを明かしました。一方、リチャードさんも「あんまり(名前を)覚えてもらえない」と過去のロケでEXILEのメンバーと間違われたエピソードを語りました。

■死と隣り合わせの願掛けスポット! 高さ60mの岸壁で祈願

そして到着したのが、和歌山県にある “友ヶ島”。1300年前から続く “葛城修験・修行” の場の1つで、最大の難所があるという願掛けスポット。城島さんが「今までの願掛けロケで一番やばい」と語るその先には、最大斜度60度、高低差60mの “虎ヶ原の岸壁” と呼ばれる難所が待ち受けているといいます。

今回の祈願ついて森本さんは「心も体も元気に。サブタイトルに “忘れ物をしない”」、リチャードさんは「僕は “有名になる”」。そして、来年から大殺界となる城島さんは「“生涯アイドル”、あの頃を忘れちゃダメだ」とそれぞれの願いを込めて出発しました。

岸壁を登り、苦難を克服することで祈願成就につながるというこの場所に来るのは2度目という城島さん。実は14年前、当時37歳でこの岸壁登りを経験していました。その時の恐怖が今でも忘れられないといい、「もう1回行くんや! 大丈夫か自分50代で」と異様にテンションが上がる城島さんに「今日めっちゃ声出ますね」と森本さんが思わずツッコみました。

そして岸壁に近づくと、その角度に「マジか」「これ登れる?」と絶句する3人。すると城島さんがトップバッターに立候補。「体力的にどうかやけど、気持ちでは負けへんぞ、あの頃の自分に」と途中、落石などのアクシデントに見舞われながらも「願掛けの先輩としては、教えねばならん思いがある」と気合いを入れ、見事、登り切りました。

城島さんは「生涯アイドル!」と晴れ晴れしい姿で願いを叫んでいると、「笑っちゃいけないんだろうけど、笑っちゃうんだよな」と笑顔で見つめる後輩2人の姿がありました。

続いては、DASH島で高さ8mの木を余裕で登ったリチャードさん。「登り切ったら、俺は変わってる」と思いを込めながら進みますが「怖い!」「下向きたくない!」と、徐々に登るペースが落ちていきました。「有名になってやる!」という願いを強く唱えながら、約10分かかって登り切り、壁上で「俺はEXILEじゃない~!!」と叫びました。

最後は「心も体も元気に」と唱えながらスイスイと登っていく森本さん。その様子を見た城島さんが「もうちょっと、たっぷり味わいながら、たっぷり堪能しながらさ」とアドバイス。しかし、森本さんは「怖さを早くなくしたいと思って」と恐怖をスピードでカバーしようと駆け上がり、2分ほどで登り切りました。「心も体も元気に、忘れ物をしなーい!!」と叫び、3人そろって祈願達成となりました。

■城島さんの思いを託された後輩2人がしゃく熱の火で無病息災を祈願

続いて2か所目の願掛けスポットは城島さんがセレクトしたという兵庫・豊岡市で伝わる伝統行事『愛宕の火振り』。江戸時代から続くこの地方の伝統で、1mほどの長さの縄がついたワラの玉に火をつけて回し、火の粉を払うことで、疫病を払うのだといいます。

この日はスケジュールの都合で参加できない城島さんから “無病息災” と健康祈願を託された森本さんとリチャードさん。火の神が宿る神社から1つずつ送り火が行われ、厄除け、家内安全、無病息災などを祈願するそうですが、より祈願成就するためには、長い時間、大きな火を保つことが大切だといいます。

まずは平均タイム1分を目指し願掛けに挑む森本さん。「皆さんの無病息災を願って」と願いを唱えながら火を振り始めますが、勢いがよすぎたせいか、持ち手の縄まで火が回り、わずか12秒ほどで火の玉が飛んでしまいました。それが見守っていたリチャードさんに接近し「うあああああ!!!」と驚きの声を上げ「無病息災を願う前に俺が燃えるわ」と絶叫しました。

■リチャード「有名になって…」雄たけびをあげ祈願

続いてリチャードさんの挑戦。「有名になって名前を覚えてもらいたい」という願いを再確認するため、地元の方に「僕の名前ってわかりますか?」と尋ねると、「…ちょっとごめんなさい」とむなしいひと言が。

すると悔しさをはねのけるように「おいさ! オラアアア!! 有名になんぞオラァ! 俺は、Aぇ! groupの草間リチャード敬太や~!」と雄たけびをあげながら火を振り、いつの間にか平均の1分を経過していました。さらに気持ちが高まり「無病息災敬太やー!! 菌なんて寄ってくるな!消えろー!!」と最後には燃え続けている火に向けて「燃えてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、見事、祈願を成し遂げました。

そして最後は「リーダーのために、見てる皆さんの思いも背負って、無病息災、健やかに過ごせるように」と願いを唱えながら火を振り続けた2人。「城島さんに無病息災が届きますし、お2人の願いも叶います」と声をかけてくれた地元の人に、リチャードさんが改めて「僕の名前わかりますか?」と尋ねると「ケイスケ?」と即答。現場は笑いに包まれながら2人の願掛けチャレンジを終えました。