King & Prince 約5年の歩みを会見取材で振り返る 22日にメンバー3人脱退
■Mr.KINGとPrinceでの活動を経てKing & Princeとしてデビュー
6人の転機となったのが、2018年1月17日。集まったファンの前で、『King & Prince』としてデビューすることが発表されました。ジャニーズJr.としての活動がメンバーの中で一番長かったという岸さんは「苦楽をともにしてきたメンバーなので、なんかすごく通ずるものというか、思い入れがあります」とコメント。さらに永瀬さんは「この6人で活動できるということで、3人(Mr.KING)3人(Prince)で活動していた時に培ったものがお互いあると思う。6人合わさった時に爆発するものがあると思うので、そこを期待してほしいです」と目を輝かせました。
■デビュー曲発表イベントでは“独特なメンバーカラー名”を発表
2018年3月15日に行われたデビュー曲発表イベントでは、リムジンに乗って登場。詰めかけた約1000人のファンの前で、デビュー曲『シンデレラガール』を初披露しました。
メンバーカラーが取り入れられた衣装で登場した6人は、カラーの名前にも言及。平野さんは『深紅』、神宮寺さんは『ターコイズブルー』、永瀬さんは『漆黒』、岩橋さんは『濃いピンク』、髙橋さんは『ひまわりイエロー』、岸さんは『紫』であると発表しました。平野さんは「いろんな顔を見せて、顔を見て、一緒に手をつないで、一緒に成長していけるグループになれたらと思っています」と意気込みを語りました。
■ファンの総称が『ティアラ』に決定
5月23日に『シンデレラガール』でCDデビューし、5月26日には、東京・お台場パレットタウンのイベントスペースで、発売記念イベントを実施しました。この日は、ファンの総称が決定。それまでメンバーからは、King & Princeの&を取って「あんどうさん」や「ビーナス」、「国民」などの案があがっていましたが、岩橋さんが「(ロゴに)王冠があるじゃないですか。違う言い方をすると“ティアラ”」と提案すると、ほかのメンバーから「天才だよ」と声があがり、「5月26日、ティアラの誕生日です」と、ファンの総称は『ティアラ』に決定しました。
■メンバーの脱退を経験も…デビュー時の目標を達成
2018年8月からは、横浜アリーナや大阪城ホールなどを回るデビュー後初の全国ツアー『King & Prince First Concert Tour 2018』を開催し、全国5都市で26万人を動員(レーベル発表)。しかし11月には、幼少期から患っていたというパニック障害の治療に専念するため、岩橋さんが活動を休止。その後2021年3月に、同月いっぱいでグループを脱退し、事務所を退所することが発表されました。
岩橋さんが活動を休止している間や、脱退後も度々、代表曲『シンデレラガール』を披露する際にメンバーは、岩橋さんの立ち位置を空けてパフォーマンスを披露。“メンバーの思いが伝わる”と、ファンの間で話題となりました。
その後もグループとしての活動だけでなく、映画やドラマなど個人でも活躍の幅を広げていったKing & Prince。デビュー当時、「一つはミリオンヒット、あとはやっぱりいつかは東京ドーム公演」と目標を語っていましたが、2022年11月発売の11枚目シングル『ツキヨミ / 彩り』、2023年2月発売の12枚目シングル『Life goes on / We are young』、2023年4月発売のベストアルバム『Mr.5』でミリオンセラーを達成。(出典:ビルボードジャパン )2022年4月からは、初のドーム公演『King & Prince First DOME TOUR 2022 ~Mr.~』を完走しました。
■5月22日をもって3人が脱退「それぞれの目指したい方向が異なる」
しかし2022年11月、平野さん、岸さん、神宮寺さんが2023年5月22日をもってグループを脱退することを発表。脱退の理由について「グループの活動のことから個人の人生について、時間をかけて本音で話し合った結果、大切にしていることは同じでも、海外での活動をはじめとして、それぞれの目指したい方向が異なることもわかりました」と発表しました。
3人の脱退が発表されると、ファンの間ではデビュー曲『シンデレラガール』のミリオンセラーを達成させようと、“追いデレラ”と呼ばれる購買活動が広がりました。現象は広がり、2023年5月15日にミリオンセラーを達成したことが発表されました。(出典:ビルボードジャパン)
5月23日にはデビュー5周年を迎えるKing & Prince。3人の脱退後は、永瀬廉さん、髙橋海人さんの2人で活動を続けるということです。