×

新海誠、芸術選奨文部科学大臣賞受賞 「“壮大な叙事詩”を描くスタイルは唯一無二」

2023年3月2日 21:50
新海誠、芸術選奨文部科学大臣賞受賞 「“壮大な叙事詩”を描くスタイルは唯一無二」
新海誠監督
『君の名は。』『天気の子』などで知られる新海誠監督が、令和4年度(第73回)芸術選奨で文部科学大臣賞を受賞しました。

芸術選奨は、文化庁が毎年度、芸術各分野で優れた業績を挙げた人物などを表彰するもので、1950年から始まりました。

今回、新海監督は最新作『すずめの戸締まり』が高く評価され、メディア芸術部門の文部科学大臣賞を受賞。『すずめの戸締まり』は東日本大震災を題材として描かれ、主人公が震災を経験しながらも数々の出会いを通して成長していく様子が描かれています。新海監督は、これまでにも『君の名は。』ではいん石、『天気の子』では水害と、災害をテーマの1つとして描いてきました。

文化庁は選出理由について「『すずめの戸締まり』は、公開されるや否や大ヒットを記録し、正に国民的映画 として広く人々の支持を得た。東日本大震災を扱ったこの作品は、『君の名は。』『天気の子』に続き、新海誠氏の災害を扱った3部作とも呼ばれ、そのスケールの大きさとダイナミックな物語展開により我々を圧倒する。宮崎、愛媛、神戸、東京、そして東北 へと続くロードムービーは、日本の地方の美しさと過ぎ去った時代への慈しみにあふれており、大切な人を取り戻そうとする一人の女子高生の抵抗が、より大自然の大きさと無情さを感じさせる。日本の神話や伝承に基づく世界観を持ち、アニメーションによって“壮大な叙事詩”を描く氏のスタイルは唯一無二のものである」とコメントしています。

また、今回の芸術選奨では、歌舞伎俳優の尾上菊之助さん(45)や俳優の段田安則さん(66)、『ゴールデンカムイ』で知られる漫画家・野田サトルさんなども受賞しています。