古川雄大 コンサート実現へ決意「必ず」
多くのミュージカルや、ドラマにも出演するなど幅広く活躍する俳優の古川雄大さん(34)にインタビュー。今年1年の出来事や、新型コロナウイルス感染により中止となってしまったコンサート実現への思いなどを聞きました。
——今年を“漢字一文字“で表すと?
味わうの“味”。僕自身いろんな経験をさせていただく中で、いろんな感情を味わえたというか、それはいい部分もあり、悪い部分もあり、悔しい思いもしたりとか、初めてドラマも主演させていただいたりとか。2回目の(ミュージカル)『モーツァルト!』、自分なりに前回以上のものを作り上げた経験を味わったりとか、様々な感情を味わえた1年だなと思ったので。
■ドラマで演じた“陽気な店長”も話題に「脚本を読み込んで…」
10月から放送された、杉咲花さん主演のドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』では、ハンバーガーショップの陽気な店長を演じた古川さん。
——役作りはされましたか?
原作を読ませていただいて、脚本を読み込んで、自分なりの役割をみつけた、ですかね。バーガー屋で体験してくるとか、そういうことはしてないんですけど、自分なりに役作りをして臨みました。
——古川さんなりのセリフの覚え方はありますか?
自然と出るまで、内容とか意味合いとか含めず、“音”として覚えるかもしれないです最初は。ひたすら読んで、反復して繰り返していく感じですね。
■ミュージカルでWキャスト・山崎育三郎さんは「頼りになる先輩」
また、同じ事務所に所属する山崎育三郎さんと、ミュージカル『モーツァルト!』でWキャストを務めました。
——山崎育三郎さんと同じ作品に出演して、どんな経験になりましたか?
育三郎さんと共演は何度もあるんですけど、僕自身ミュージカルをやるうえで一緒にいるのがどっちかというと多いほうなんですけど、(育三郎さんが)現場でもすごく空気をつくってくれたり、安定した方というか、パフォーマンスもそうですし、心の部分もあんまり変化がない常に穏やかな方、そういった意味で現場にいると安心する方、頼りになる先輩だなって、より稽古も順調に進むだろうし、本番もやっぱりいい刺激をいただきながら同じ役と向き合ったので。
■全公演中止になったコンサートへの思い「必ずやりたい」
8月、9月には古川さんにとって初めてのミュージカルコンサート『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』が予定されていましたが、古川さんが新型コロナウイルスに感染してしまい、全公演中止となりました。
——実現に向けての意気込みはいかがですか?
やります。かなり悔しい思いをしたので、プロジェクトの仲間も…努力がたくさんあって、もちろん自分なりの努力もあり、いろんな人の力が加わったコンサートだったので、それがなくなってしまった悲しさはすごく大きいんですけど、より時間をかけられるとプラスにとらえて必ずやりたいと思います。