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梅沢富美男 “天狗にならない”生き方語る

2021年12月28日 13:01
梅沢富美男 “天狗にならない”生き方語る

俳優の梅沢富美男さん(71)が日本テレビの報道番組『news every.』のインタビューに応じ、梅沢さん流の生き方について語ってくれました。

コロナ禍に自身のプライベートを見つめ直して書いた著書『人生70点主義〜自分をゆるす生き方〜』を出版した梅沢さん。最近ではバラエティー番組で“俳句のおっちゃん”としても知られ、また情報番組などでは歯に衣着せぬ発言から芸能界の“ご意見番”としても知られている梅沢さんに、今年10月から番組に加入した刈川くるみキャスター(23)が伺いました。


■テレビでも活躍する梅沢さんは子供たちからも大人気

——「俳句のおっちゃん」として人気ですよね?

初めは敵役を喜んで演じてたんですよ。番組で嫌われ役を。そのうちにお子さんからすごく好かれるようになって、イタリアやフランスからもお手紙がきて、もちろんアメリカからも来ますけどね。世界中の子供たち、もちろん日本からもたくさん頂いて「俳句のおっちゃん、俳句のおっちゃん」って。ふと気がついたんですけど、“アンパンマン”が夏井先生(俳人)で、俺は“ばいきんまん”なんだなと。だから、嫌われ者のスターになるっていう。「こういうことが起きるんだ。今の時代って変わってるな」と思ってね。昔は敵役は最後まで敵役じゃないですか?それが、敵役なんだけど、かわいいおっちゃんていうことに変わってきたんです。うれしいですよ。「おっちゃんがボツになるの、泣いちゃうんです。だからこの子のためにもボツにならないでください」とか。そうかと思うと「おっちゃんのボツが大好きです」とかね(笑)。それもやっぱり、テレビの見方じゃないかな。


■長年活躍する秘けつは“自分を好きでいること”

——表舞台に立たれ長年活躍する秘けつは?

天狗にならないことかな。自分を忘れないこと。自分を好きになってなきゃダメ。自分を好きでなければ、人も好きになれませんからね。自分を好きだから人を褒めてあげられる。自分というものをよくわきまえて行動しないと、芸能界は失敗のもとですから。怖いところですよ。自分を大事にしてる人は絶対天狗にならないかな。自分を忘れるから天狗になるんです。今まで「よろしくお願いします」って頭を下げられたのに、どうして頭を下げられないんですか?自分を忘れてるからです。人間ダメになる。

——今私は毎日泣きたくなるくらい「できないできない」って自分を責めがちなんです。

今はいっぱい吸収すれば!いい先輩もいるから、そういう人たち見て、いいとこと悪いところ「見てまねろ」っていう教えがあるんです。いいものはまねな、悪いこともやってみな、やってみないと、いい悪いがわからないよって。悪いことは切り捨てていけばいい。特に役者もアナウンサーもそうじゃないかな。いいものは見てまねた方がいいと思う。