奈緒、脚本家・野島伸司のサプライズ登場に感極まる 新人賞に輝き「恩返しできたかなと」
この賞は1956年にスタートし、優れた映画・テレビの作品、プロデューサー・俳優の顕彰制度。新人賞は、1年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる賞です。
奈緒さんはドラマ『ファーストペンギン!』で主演を務め、他にも『恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~』、『雪国』、映画『余命十年』、『マイ・ブロークン・マリコ』、『TANG』の6作品での演技が認められ、新人賞を受賞しました。
授賞式で奈緒さんは「私はどちらかというとあまり何でも器用にできる方ではないですが、そういった私のことを受け入れてくださった、今まで出会ったすべての現場に感謝しています」と語りました。
続けて「昨年出会った作品も本当に大好きで、その大好きな作品にこのような場所に連れてきてもらえて、本当に幸せです。『恋です!』というドラマから『ファーストペンギン!』というドラマはチームが一緒で、すごくうれしい再開をさせていただきました。お芝居を続けていれば、こうやってまた仲間と再会できるかもしれないんだという喜びを教えていただいた1年でした」と笑顔で語りました。
■奈緒、師匠である脚本家・野島伸司の登場に感極まる
そしてお祝いのゲストとして、脚本家の野島伸司さんがサプライズで登場。奈緒さんは、野島さんが総合監修している俳優養成所出身で、野島さんは“師匠”だと言います。師匠のサプライズ登場に、思わず感極まりそうになりながら、野島さんから激励の言葉を受けました。
野島さんは「出来のいい娘を持った感覚とでも言いましょうか。冗談半分で、僕が(脚本を)書いて、奈緒が主演するときが来ることはないだろうなとは思ってましたけど、もう(実現が)すぐそこまで来てしまったという感覚で。僕も年なのであと何本書くかは分かりませんが、最後(の作品)は僕から奈緒へオファーしてやるときが、すぐそこまで来てるのかなという感覚です」と明かしました。
最後に「とにかくひたむきな彼女、一方でクリエーティブな部分も持っている。彼女自身は演者だが、制作サイドの感覚にもとてもビビッと来る人なので、これから多くの人と制作して、長く心に残るソフトを残していただけたら」と、奈緒さんに激励の言葉を贈りました。
奈緒さんは、授賞式後の会見で「野島さんは私にとって師匠であり、お芝居のことだけでなく人としても大切なことを教えてくださって。野島さんがいなかったら今の自分はいないので、こういった賞をいただけて、野島さんにも恩返しができたかなと思いました」と野島さんへの思いを語りました。