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King Gnu、初のスタジアムツアーが終幕 横浜&大阪4公演で約23万人を動員

2023年6月6日 22:22
King Gnu、初のスタジアムツアーが終幕 横浜&大阪4公演で約23万人を動員
写真:Kosuke Ito
4人組バンド・King Gnuにとって初のスタジアムライブツアー『King Gnu Stadium Live Tour 2023 CLOSING CEREMONY』の千秋楽が4日、横浜・日産スタジアムで開催され、ファン約7万人による大合唱が響き渡りました。

2020年1月にアルバム『CEREMONY』を発売した直後、コロナ禍に直面し、観客収容率の制限や声出し制限のもとでライブを行ってきたKing Gnu。今回、『CLOSING CEREMONY』と銘打ち、締めくくりのライブとしてバンド史上初となる屋外大型スタジアムの大阪・ヤンマースタジアム長居と、横浜・日産スタジアムで各2公演ずつ、計4公演を開催しました。
収容率100%で声出し可能となった本公演では、4公演で計23万人を動員(所属レーベル発表)。今回、King Gnuのライブでは初めて、メンバー以外にホーン&ストリングス隊が参加。ボーカル・キーボードの井口理さんは、「ここでMCをするつもりはなかったんだけど。せっかくの千秋楽だからね。来てくれてありがとう」とファンに感謝し、「みなさんに提案なんだけど、今日という日をこの先の人生で何度も思い出したくなる日にしませんか? どうか今日はよろしくお願いします」と、ライブの開演を宣言しました。
ライブ冒頭、楽曲『飛行艇』が披露されると、その後も『Teenager Forever』『雨燦々』などヒット曲を次々に披露。時折、ギター・ボーカルの常田大希さん、井口さん、ベースの新井和輝さんがひとつのマイクに向き合ってシャウト。観客にボーカルを委ねると大合唱が巻き起こりました。

さらにライブ中盤には、常田さんのピアノソロで、東京藝術大学出身の先輩である坂本龍一さんへの追悼として『Merry Christmas Mr. Lawrence』をアレンジを加えながら演奏する場面もありました。

22曲を演奏した後、アンコールではKing Gnuの代表曲『白日』を披露。ラストのMCでは、井口さんからオーディエンスに向けて、「ありがとう! 楽しかったね。あとちょっとだけ付き合ってもらっていいですか? ここに7万人の人がいて。それぞれ生活があって。せっかくなら7万人の心の歌を聴きたいじゃないですか? 大きな声で歌えますか?」と問いかけ、ファンの間で特に愛されているという楽曲『McDonald Romance』を、4人のコーラスワークが堪能できるバージョンで演奏しました。

最後に、アッパーチューンの楽曲『Flash!!!』を披露し、最多収容人数となる7万人のスタジアムライブを締めくくりました。