×

食道がんの小澤征爾氏、復帰は限定1曲「申し訳なく思う」

2010年8月27日 20:39
食道がんの小澤征爾氏、復帰は限定1曲「申し訳なく思う」

食道がんの治療を終え、9月5日から始まる「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」で本格復帰を目指していた指揮者の小澤征爾氏(74)が、予定を変更して1曲限定で指揮をとることになった。長期入院による筋力の低下に伴い、持病の腰痛が悪化。10分を超える指揮は回避する必要があり、冒頭でチャイコフスキー「弦楽セレナード」の第1楽章だけを指揮することに。予定演目は指揮者の下野竜也氏が代役を務める。小澤氏は文書でコメント。「皆様には何度もご迷惑・ご心配をおかけし本当に申し訳なく思っております。9月のフェスティバル終了後は、12月のサイトウ・キネン・オーケストラのカーネギー公演を目指し、腰の治療に専念する所存です」