俳優の妻夫木聡（29）、女優の深津絵里（37）が11日、都内で映画「悪人」の初日舞台あいさつに出席した。金髪の殺人犯を演じ、新境地を開拓した妻夫木は「やばい。本当にこの日のために、すべてをささげてきたので、本当にうれしい」とこらえきれず涙。本作で第34回モントリオール世界映画祭の最優秀女優賞を受賞した深津は、「本当に今日は宝物のような日です」と笑顔を見せた。トロフィーも披露し「とんでもないご褒美をいただいた感じ。監督、スタッフ、共演者のみんなで勝ち取った賞だと思います。これ以上何かあったらバチが当たりそうです」。妻夫木も「姉が賞を取ったような気分です」と誇らしそうに語り、和やかなムードが漂った。