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古今亭志ん五さん、死去61歳。志ん朝さん最初の弟子

2010年9月29日 13:31

与太郎噺(ばなし)で人気になり、近年は人情噺に才を発揮した落語家の古今亭志ん五(ここんてい・しんご、本名篠崎進=しのざき・すすむ)さんが28日、上行(じょうこう)結腸がんのため死去した。61歳だった。通夜は10月4日午後6時、葬儀・告別式は5日午前10時、いずれも東京都荒川区の町屋斎場で。喪主は妻の好美(よしみ)さん。今年1月に不調を訴え入院。結腸がんが見つかり、2月に手術を受けた。その後も高座を務めたが、「西日暮里の一門会では、抱えられながら歩いていました」と関係者。今月27日に紀伊國屋寄席に出演予定だったが休演した。1966年に故古今亭志ん朝さんの一番弟子として入門。82年に真打昇進。落語協会の常任理事も務めた。