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真飛聖が退団会見「想像超える幸せな時間」

2011年4月24日 20:34
真飛聖が退団会見「想像超える幸せな時間」

 宝塚歌劇団花組トップスターの真飛聖(まとぶせい)が24日、東京宝塚劇場で退団記者会見を行った。

 退団公演となる東京宝塚花組公演「愛のプレリュード」「Le Paradis!!」が同日、千秋楽を迎え、「この状況で舞台ができたこと、今はすがすがしい気持ちでいっぱい」と充実の表情を浮かべた。

 東日本大震災を受け、花組で話し合いを重ねた結果、チャリティー公演として行うことを決め、公演期間中は幾度となくロビーに立ち、募金への協力を呼びかけた。「本来、舞台の上からしか感謝の気持ちを伝えられないけれど、義援金への協力という形でしたが、ロビーで皆さんと会話ができ、自分にとっては大切な時間でした。幕が開き、お客さまがいることが当たり前じゃないと気づかされた」とファンの支えに改めて感謝した。

 95年3月の初舞台「国境のない地図」から、宝塚で過ごした16年の歩みを振り返り、「想像を超える幸せな時間を過ごさせてもらった場所でした。心にウソをつかず、自分の素直な思いでいたからこそ、今この時間が持てていると思う」としみじみ。今後の活動については「まだ考えていません。ゆっくりと自分のやりたいことを見つけて、焦らずにやっていきたい」と語った。