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デップがメッセ「パイレーツ」USプレミア

2011年5月9日 11:29
デップがメッセ「パイレーツ」USプレミア

 全世界で26億8150万ドル、日本でも277億円という驚異的な大ヒットを記録した「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉」(20日世界同時公開)のUSプレミアが現地時間の5日、米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドで行われた。
 出演者の米俳優のジョニー・デップ(47)、スペイン出身女優のペネロペ・クルス(37)、英出身歌手のキース・リチャーズ(67)らが集結。日本からは、元サッカー選手の中田英寿さん(34)、とんねるずの石橋貴明(49)が出席。女優のジョディ・フォスター(48)やミュージシャンのスティーブン・タイラー(63)ら100人以上の豪華ゲストがプレミアに花を添えた。

 会場も“前作”以上だった。史上最長だった前作の860メートルを超える900メートルのブラックカーペットが敷かれ、世界40カ国以上から前回の750人を超える800人以上のメディアが集結。警備員も、前回の2000名体制を上回り約2500人体制。日本からのツアーを含む2万2000人の熱狂的なファンが集結した。
 パイレーツ史上初の3D上映は、屋外で行われた。特設スクリーンの大きさは18メートル×27メートル。上映用の特別な映写システムが組まれ、約16メートルにも及ぶケーブルが使用された。開始前にはディズニーランド内施設の1万におよぶ照明が一斉に消され、もう一つの夢の扉が開かれた。

 主人公ジャック・スパロウ役のデップは、2時間以上かけてファンの歓迎に応えた。
 日本のファンに向け「今回は行けなくて本当にごめんなさい。でもなるべく早く会いに行くことを約束します。日本のファンの皆さんが愛情を持って僕をサポートしてくれているように、僕も皆さんのことを思っています」とメッセージを発進した。
 ジャックのかつての恋人で、女海賊アンジェリカ役のペネロペは「この作品に参加できてすごくうれしかったわ。ロブ・マーシャル監督との仕事は大好きで、本当に尊敬しているの。一生忘れられない経験になったし、ジョニーとの共演はいつも楽しい。これからも2人でたくさんの作品を作っていきたいわ」と意欲的。スタッフ・キャストが日本を勇気づけるために作った横断幕に、ペネロペは英語で「LOVE.See you soon!!(愛をこめて。また会いましょう)」とメッセージを書き込んだ。
 
 ティーグ・スパロウ役のキースは「ONE LOVE(愛はみんなをひとつにする)」と書き込み、作品について「シリーズへの参加は2度目だけど、今回も楽しかったよ」と回想。「日本のファンの人たちのためにすぐ何かをしたくて、チャリティーのTシャツを作ったんだけれども、少しでも役に立てればうれしいね。日本の皆さんが早く回復することを心から願っている」とコメントした。

 メッセージとサインが書かれた横断幕は、現地時間の11日(水)のロシア・プレミア、12日(木)のUKプレミアを経て、17日(火)に行われるジャパンプレミアに届く予定になっている。

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